演奏会のお知らせ
2021年12月25日 18:00
伊勢市観光文化会館 開館50周年記念として、伊勢市民オペラプロジェクトとして、オペラ「ヘンゼルとグレーテル」の演奏会が当団も参加し開催されます。皆様お誘い合わせの上ぜひご来聴ください。詳細情報、チケット情報はこちらより御覧ください。
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2021年05月16日 14:00
まだまだ新型コロナによるCOVID19の影響が続く中ではございますが、伊勢管弦楽団では今年5月に第39回の定期演奏会を開催いたします。感染症対策も慎重に行い開催を予定しております。皆様のご来聴をお待ちいたします。伊勢管弦楽団 第39回 定期演奏会日時: 2021年5月16日(日)開場: 13時20分開演: 14時00分場所: 三重県総合文化センター(三重県文化会館) 大ホール(HP)曲目: フランシス・プーランク作曲 2台のピアノのための協奏曲 ニ短調 作品61 ピアノ: 井上 ヒロミ、中山 侑紀 フンパーディンク作曲 歌劇「ヘンゼルとグレーテル」序曲 シューマン作曲 交響曲第4番指揮:...
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指揮者の部屋
2025年03月20日 13:11
はじめに. 伊勢管弦楽団では、R.シュトラウス(1864-1949)の曲について、近年では2017年に組曲「ばらの騎士」より抜粋+歌劇「ばらの騎士」第3幕の3重唱を、そして2023年には、交響詩「死と変容」を演奏しました。これらの曲は、シュトラウスの青年期~壮年期の作品であり、今回演奏する「4つの最後の歌」は「死と変容」からは約60年、「ばらの騎士」からでも40年近い年月が経過していました。85年間の人生の中で、1933年から1947年までは、ほとんどのドイツ人、オーストリア人と同様にシュトラウスにとっても最悪の時代であり、作曲などの創作活動も実りの少ない時代でした。シュトラウスの青年期・壮年
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2024年03月20日 18:22
Ⅰ.プロコフィエフの生涯 プロコフィエフは、1891年4月11日(新暦23日)にウクライナのソンツォフカという農村に生まれた。父親は農業技術者、母親は農奴の家に生まれた。母親は、6歳の時にロシアでは農奴解放となったという時代背景もあり、すぐれた知性と音楽性を発揮できて、ピアノも演奏していた。プロコフィエフは5歳半から作曲を始め、ペテルブルク音楽院で10年間学び、1914年にはピアノ科を主席で卒業した。また、1917年のロシアにおける社会主義革命の後1918年にシベリア、そして日本経由でアメリカに向い、1920年代はヨーロッパで生活してピアノ協奏曲第3番をはじめ多くの名曲を作曲し、ピアノも演奏し
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2024年03月08日 08:37
Ⅰ はじめに今回は、「大地の歌」について、主要動機の分析などをはじめとして、各楽章の解説をさせていただきます。マーラーは、「さすらう若人の歌」「子どもの不思議な角笛」「なき子をしのぶ歌」「大地の歌」など、数多くのオーケストラと独唱(~重唱)による楽曲などを作曲しましたが、「大地の歌」だけをわざわざ交響曲としたのは、
主要楽章である第1・第6楽章が明らかにソナタ形式によっていること、それ以上に全楽章を通して、一貫して共通した動機で、全曲がまとめられていることが大きいと考えます。マーラーが緻密な構成感、論理性の中に、実に多様な表現を実現させたという点でも、「大地の歌」は稀有な曲といえるのではないで
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2024年01月20日 08:41
はじめに 伊勢管弦楽団では、団員の情熱や熱烈な団友のご助力もいただき、これまでに定期演奏会などでマーラーの全11曲の交響曲中10曲を演奏してきました (未完成の交響曲第10番は、第1楽章アダージョのみ)...
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2023年05月07日 17:55
「奴もまた俗人であったか!」ナポレオンが皇帝の座に着くや、激昂したベートヴェンは楽譜の表紙を破り捨てたという。現存する浄書譜表紙の「ボナパルト」の文字が削り取られ、イタリア語で「Sinfonia eroica」とベートーヴェン自身が書き直しているのを見れば、この逸話も事実なのだろう。ウィーンから見れば敵将のナポレオンを、世間の非難に屈せず賞賛していたところにその精神を解く鍵がある。彼は世界的視野で、共和制の時代を担う人間像を待望していたのではないか。イタリア語の「eroica」は形容詞で、「Sinfonia...
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